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ニュースリリース

ベルーガ「ヴィズ」水中トレーニングを開始

2021年7月に生まれ人工哺育で育ったベルーガ

 

株式会社グランビスタ ホテル&リゾート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:須田貞則)の基幹施設である鴨川シーワールド(千葉県鴨川市、館長:勝俣浩)では、2021年7月に誕生し、人工哺育で育ったベルーガの水中トレーニングを開始しました。

 

この個体は鴨川シーワールドで初めて誕生したベルーガの赤ちゃん2頭のうちの1頭で愛称は「ヴィズ」です。誕生直後から順調に見えていた「ヴィズ」でしたが、生後6日目から授乳不良がみられ、急に元気を失ったため飼育員の手によって人工哺育で育てられました。国内におけるベルーガの人工哺育は事例が少なく試行錯誤の連続でしたが、飼育員たちは泳ぐことさえできなくなった「ヴィズ」のために補助具を作製して1日8回の人工哺乳に並行してリハビリを続けました。今では回復し大人のベルーガたちと一緒にマリンシアターで暮らしています。

 

人の手で育てられた「ヴィズ」は飼育員たちと強い信頼関係を築いており、すでに海洋哺乳類の飼育には欠かせない受診動作訓練※1も習得しています。この春からは、パフォーマンスへの出場に向けてダイバーと一緒に水中トレーニングを開始しました。不定期ではありますがマリンシアターでご覧いただけますので、ご来館の際にはトレーニングに励む「ヴィズ」を応援してあげてください。

 

ベルーガ「ヴィズ」の詳細

個 体 名

「ヴィズ」

性   別

メス

誕 生 時

体長134cm、体重49kg2021730日 計測)

現   在

体長211cm、体重218kg202324日 計測)

誕生からの略歴

2021年 728

誕生

 

20218

人工哺育を開始   

 

20218

リハビリを開始

 

20222

人工哺乳を終了し魚の給餌を開始

 

202211

回復が見込まれたため、メインプールへ移動

 

20231

水中トレーニングを開始

 

※1 受診動作訓練 

飼育に必要な医療行為等に対して、動物側に協力してもらいながら進めることで、安全かつスムーズに健康管理を行うための訓練です。

ハズバンダリートレーニングとも呼ばれています。

 

ベルーガ「ヴィズ」の写真