アカウミガメの卵を鴨川シーワールド内「ウミガメの浜」に保護しました
2021年7月25日(日)に、鴨川市の海岸2カ所で産卵されたアカウミガメの卵226個を保護しました。
鴨川シーワールドでは、2002年よりふ化に適さない場所に産卵したウミガメの卵の保護活動を続けています。保護する際は、卵の温度が上がりすぎないように十分な注意が必要で、今回は気温が下がった夕方に実施しました。また、卵の天地が変わってしまうと正常な発生・ふ化ができなくなってしまうため、移動する際には上下を変えないよう1個ずつ丁寧に回収し、埋め直しをします。
今回の卵の保護は、台風8号の接近に伴い、大波による砂浜への冠水等の影響を考慮し行いました。7月6日に産卵を確認した東条海岸を含む鴨川市内の海岸2カ所計226個の卵を鴨川シーワールド内のウミガメ類展示施設「ウミガメの浜」に収容し、経過を見守っています。
卵の発生が順調に進めば、8月下旬から9月上旬ごろに子ガメがふ化する予定です。