鴨川シーワールド

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動物情報カモシアター

Vol.39 ~絶滅危惧種シャープゲンゴロウモドキ、まもなく展示します~

今回は開発展示課の森飼育員です。

鴨川シーワールドでは千葉県に生息する希少生物の保全活動を行っています。
そのうちの1種、シャープゲンゴロウモドキは体長3cmほどになる大型のゲンゴロウの仲間で、かつては水田などでふつうに見られましたが、生息環境の悪化などによって一時は絶滅したと考えられていました。1984年に千葉県で再発見されましたが、現在でも関東地方では千葉県の一部にしか生息が確認されておらず、生息数もわずかで最も絶滅の危機にさらされている生物のひとつです。
当館では千葉県からの依頼を受け2011年からシャープゲンゴロウモドキの飼育下での保護増殖などの域外保全に取り組んでいますが、ここ2年の繁殖成績が悪く展示を中止していました。今回、飼育環境や餌料の改善などを行った結果、約300個体の新成虫を得ることができました。新成虫の飼育は順調で、9月中旬からエコアクアローム内の「生物多様性コーナー」で展示を開始する予定です。
絶滅が心配されているシャープゲンゴロウモドキとその現状をぜひみなさんに知っていただきたいと思います。

開発展示課 森 一行