2021年干支の生き物 ~海の丑(ウシ)たち~
鴨川シーワールド 「トロピカルアイランド」内で特別展示を開催
株式会社グランビスタ ホテル&リゾート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:須田貞則)の基幹施設である 鴨川シーワールド(千葉県鴨川市、館長:勝俣浩)では、2020年12月25日(金)から2021年1月31日(日)までの期間限定で、2021年の干支「丑(ウシ)」にちなんだ特別展示「2021年干支の生き物~海の丑(ウシ)たち~」をトロピカルアイランド特設会場にて開催します。
展示生物は来年の干支・丑(ウシ)にちなんだ名前が付いた海の生き物で、その名前の通り、まるで舌のような形をしたカレイ科の「ウシノシタ」の仲間が2種類、英名で「Japanese bullhead shark」(ジャパニーズ ブルヘッド シャーク)と呼ばれる「ネコザメ」1種類の、計3種10点です。また、展示水槽の脇には1996年に鴨川沖で捕獲され、『世界で最も重い硬骨魚』として2020年のギネスブックに掲載された「ウシマンボウ」(全長272㎝)の原寸大タペストリーを掲示します。
これらの海の生物に、なぜ「丑(ウシ)」にちなんだ名前が付けられたのか、その由来を楽しみつつ、新年の新たな気持ちとともに、干支にちなんだ「海のウシたち」の姿をじっくりと観察してみてはいかがでしょうか。
展示動物について
【和名】クロウシノシタ
【英名】Black cow tongue
【学名】Paraplagusia japonica
・北海道以南の沿岸の浅瀬や、内湾の砂泥底に生息するウシノシタの 仲間。体長35㎝ほどに成長し、イヌノシタ、アカシタビラメなどとならび、 いわゆる「舌平目」と呼ばれ、商業的価値が高い魚として知られる。
【和名】サザナミウシノシタ
【英名】Banded sole
【学名】Soleichthys heterorhinos
・トカラ列島、奄美大島などのインド・太平洋域のタイドプールに生息する ウシノシタの仲間。体長10㎝ほどの小型の種で、目がある側の体側に 横縞模様があるのが特徴。
【和名】ネコザメ
【英名】Japanese bullhead shark
【学名】Heterodontus japonicus
・岩手県以南の温帯域の浅瀬の岩場や藻場に生息する、体長1.2mほどのサメ。和名は「顔つきがネコに似ている」ことに由来すると言われるが、英名では「Bullhead」(雄牛の頭)となり、「目の上の隆起した部分が牛の角に似ている」ことに由来すると言われる。
【和名】ウシマンボウ
【英名】Bump head sunfish
【学名】Mola alexandrini
・世界中の温帯・熱帯域に生息し、日本では北海道以南で見られる。頭部や下あごの下部が隆起し、かじびれの縁は波打たず、丸い形をしている。2010年に新たに和名が付けられ、それまでは「マンボウ」と同種とみなされていた。写真のウシマンボウは1996年8月に鴨川沖で捕獲された個体で全長272㎝、体重2300㎏。2020年のギネスブックで「世界で一番重い硬骨魚」として認定されている。