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ニュースリリース

ウミガメ保護活動 ふ化した子ガメの放流

2024年9月11日の日没にあわせて勝浦市守谷海岸から大海原へ

 

 株式会社グランビスタ ホテル&リゾート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:荒井幸雄)の基幹施設である鴨川シーワールド(千葉県鴨川市、館長:勝俣浩)では、「ウミガメの浜」で保護していたアカウミガメの卵から子ガメがふ化し、2024年9月11日の18時に勝浦市守谷海岸より大海原に旅立ちました。

 

 鴨川シーワールドでは、ふ化に適さない場所でウミガメの産卵があった場合や台風の接近等により卵に危険が及んだ場合に、その卵を「ウミガメの浜」に保護収容し、生まれた子ガメを海に放流しています。今回旅立ったアカウミガメの子ガメは、7月24日に守谷海岸で産卵を確認した卵からふ化した個体です。台風7号の接近を懸念した地元市民から勝浦市役所の担当者を通して8月15日に要請があり、そのままでは卵に危険がおよぶ恐れがあると判断したため、同日の夕方に137個の卵を「ウミガメの浜」に保護しました。

 

 9月6日にふ化を確認し9月10日の夜から翌朝にかけて砂の中から這い出してきた57個体の子ガメたちは、甲長や体重の計測をした後、同日の日没予定時間にあわせて守谷海岸から放流されました。子ガメたちは目の前の太平洋に向かって砂浜を力強く歩み、勝浦市役所の担当者や地元市民、当館の飼育員が見守る中、波間に姿を消していきました。南房総の海岸ではアカウミガメが毎年産卵のために上陸します。鴨川シーワールドではこれからも、ウミガメの保護活動を続けていきたいと考えています。

 

今回放流した「子ガメ」について

産卵場所:勝浦市守谷海岸
産卵確認:2024年7月27日 産卵数157卵
保 護 日  :2024年8月15日 保護数137卵
ふ 化 日  :2024年9月  6日 
放 流 日  :2024年9月11日 放流数57個体

 

今回の放流映像

【和名:アカウミガメ】 英名:Loggerhead turtle  学名:Caretta caretta
アカウミガメは、生息環境の悪化(産卵地の減少や海に漂うビニールゴミの誤食など)により生息数は年々減少傾向にあると考えられている。日本はアカウミガメの主要な産卵場所で、千葉県はアカウミガメが毎年産卵にやってくる北限域にあたる。1回の産卵数は80個から140個ほどで、卵はピンポン玉に似ている。およそ2ヶ月後に砂の中でふ化し、ふ化後数日から1週間かけて地表に出て、海に旅立つ。