「ウミガメの浜」で保護したアカウミガメの卵がふ化
海への旅立ち
8月15日(金)、「ウミガメの浜」で保護していたアカウミガメの卵から子ガメがふ化し、海へと旅立ちました。
鴨川シーワールドでは、ふ化に適さない場所に産卵されたウミガメの卵を展示施設「ウミガメの浜」に保護収容し、生まれた子ガメは人の手を介さず海に放流しています。今回、海に旅立ったアカウミガメの子ガメは、鴨川シーワールドの目の前の東条海岸で6月20日に産卵が確認された卵から孵化したもので、産卵場所が波打ち際に近く、波をかぶる危険性が高かったため、台風8号の接近の際「ウミガメの浜」に保護されました。
8月13日の朝、卵を埋めた砂の表面にくぼみが現れ、飼育係員が観察を続けたところ、8月15日午後9時00分に 砂の中から這い出してきた最初の子ガメの姿を確認し、30分後には次々と子ガメたちが姿を現しました。子ガメたちはその後「ウミガメの浜」から東条海岸にのばした飼育係員特設の橋を自力で渡り、砂浜を歩き波間に姿を消していきました。
東条海岸では毎年アカウミガメが産卵のために上陸し、今年も5回の産卵が確認されました。今後も次々と子ガメが誕生し、旅立っていくものと思われ、引き続き観察をしていきたいと考えています。