Vol.137~チゴガニ~
先日、チゴガニを探して近隣の干潟へ採集に出かけました。
チゴガニは宮城県より南の河口や干潟の砂地に生息するスナガニの仲間です。繁殖期にはオスが巣穴の外で左右のはさみを同時に上げ下げする行動(ウェイビング)が見られます。
エコアクアロームの「河口」水槽に展示するとすぐにウェイビングを始めてくれたのですが、徐々に巣穴に入ったきりになり、この特徴ある行動が見られなくなってしまいました。
そこで再び採集地の干潟へ行って調べた砂の粒の大きさや砂中に含まれる水分量などにあわせて施設の環境を調整し、ウェイビングをご覧いただけるようになりました。
魚類展示課